どこも雇ってくれない

大学を勝手にやめた事が親にばれた。
「下宿を引き払って実家に帰れ!」

実家は地図上では「高原」に分類される所。

「仕送りはいらない。後1年で自立する目処つけるから、実家に帰るのは嫌だ。」と甘ったれた事を言って猶予を得た。

怒られかえる

就職氷河期の真っ只中で活動開始。
大学の入学式で着たきりだったスーツを着て「大学中退、職歴無し、特技無し」の履歴書を片手に色んな会社へ飛び込んだ。

多くの会社に落ちて、ここは雇ってくれるだろうという期待のあった
訪問販売の会社に落ちた時、心が折れた。
というより心が曲がった。

会話して分かったでしょ?僕って変わってて個性的でしょ?
なぜ僕の有能さを見抜けない?
やらせてくれたら何だってうまくできるのに!

履歴書かえる

自分を認めない社会にいら立った。