職業訓練所は高校と刑務所を足したような所。
体育館があり、教室があり、グラウンドがあり
朝のラジオ体操があり、掃除の時間があった。
自動車整備科/造園科/マイコン制御科のクラスがある。
自動車科の連中は走り屋上がりの若者が多い。
造園科は定年退職して、失業手当を貰って造園を習う羨ましい方達。
我々マイコン制御科は10人しかおらず、年齢もバラバラ。
校内や教室は古さも手伝って高校そのものに見えた。
教室の机は懐かしの「学校の机」。鉄パイプのフレームに木の天板のアレ。
夕焼けの放課後に机に座って当番日誌(日直制度があった!)を書いていると中学時代にタイムスリップしたような感覚になる。
高校卒業~大学中退までの出来事は本当にあった事なのだろうか?
そんな気がした。