授業が終わった16時くらいから21時くらいまで飲食店でバイトした。
稼いだお金で生まれて初めてパソコンを買った。
NECのVALUESTAR NX というDOS/Vパソコン。価格は約17万。今までで一番高い買い物。
OSはWindows95だった。
最初はインターネットへの接続環境も無かったので、フリーソフトが収められた雑誌を買ってきて片っ端からインストールして試した。
Windows以外のOSもインストールして遊んだ。
-Turbo Linux
-Vine Linux
-RedHat Linux
-Plamo Linux
-Free BSD
-BeOS
-超漢字
HDやメモリを拡張し周辺機器を接続して、とにかく使い倒した。
買う前の悩みが嘘のようにパソコンに熱中した。
そうしてフリーソフトの雑誌を探している時に本屋で「Oh!X」(1998年の復刊第1号)という雑誌に出会った。
主にプログラミングについての雑誌で、マニアックで孤高な雰囲気が好きになり隅から隅まで読んだ。
Visual C++やHTML、JavaScriptなども「Oh!X」を読みながら色々学んで試した。
特にWebサーバの仕組みと翻訳プログラムを解説した記事は何度も何度も読み返した。
Webサーバの仕組みは後に仕事で役に立ったし、翻訳プログラムから言語に必須な字句解析を学んだ。
「Oh!X」によってコンピュータの世界がとても広大で奥深い事を教えてもらった。