夕暮れ時、一人で今日の実習を思い出していた。
-C言語とアセンブラでロボットアームを制御(同じ制御を異なる言語で行う)
-状態遷移図から論理回路を設計してソフトでシミュレーション
-チャタリングの除去をハードとソフトのそれぞれで実装を考える
一日の実習が頭の中で交じり合い、「コンピュータが理解できた!」と思った。
フリップフロップからメモリへ。
C言語からアセンブラへ、そしてマシン語。最後に5Vか0Vかの電気信号。
状態遷移図と真理値表から論理回路へ。
ハードとソフトの境界は曖昧であり、どちらでも処理を実装できる事。
コンピュータは「1+1=2」を計算している訳ではなく、人間に計算しているように見えるよう作られている事。
コンピュータがブラックボックスでなくなった瞬間。
それは日直の日誌を書いていた時の事だった。