ゲノム編集とハッカー文化

技術の独占は許さない。技術は広く共有されるべきである。

というのがGNU的なハッカー文化である。著作権法や特許法でソフトウェア(つまり当時の最新技術)が一部の者たちに独占されることを嫌った。大衆が自由にソフトウェアを学んだり、利用したりすることを妨げる行為は悪であるとした。

遺伝子解析、ゲノム編集、遺伝子治療などの技術も一部に独占されるべきではないという主張が「バイオハック」という言葉に現れている。

ただ、遺伝子技術はソフトウェアと違って倫理的な問題をはらんでいる。

とも思うが、人間は何にでも慣れる。延命治療や抗がん治療を倫理的に問題があるから中止すべきとは思えない。

ゲノム編集があたりまえの技術となる日はすぐそこだ。