なぜLinuxのマスコットはペンギンなのか?

Linuxのマスコットはtux(タックス)というペンギンである。そもそもOSにマスコットが必要なのかという疑問もあるが、都道府県にもれなくマスコットのいる日本人にはそれを問う疑問ではない。

みんなでよってたかって開発するLinuxのようなフリーソフトにはマスコットが必要なのだ。みんなの心を一つにまとめる象徴としての存在だ。

国や文化が違ってもみんなが共感できる「かわいい」「かっこいい」「おもしろい」マスコットが必要なのだ。そしてそこには特定の文化や宗教が関係しない動物や植物が適している。そういった意味ではサンタはキリスト教に関係しているので大規模なフリーソフトのマスコットには適さない。ペンギンを文化的、宗教的に嫌う人はいない。誰にとっても身近な存在ではないし、二本足で立つので擬人化しやすく四足歩行の動物より親しみを持ちやすい。ペンギンのぬいぐるみは多い。

結局Linuxのマスコットはペンギンがベストだったのだ。クマはクールじゃないけど、ペンギンは文字通りクールだ。