トラブル対応はトレーニングが難しい。まだまだサイエンスというよりアートの領域に近い。昔ながらのカンと経験と度胸の世界が幅をきかせている。
だがいくらKKDといえども、ログを調査し、事象を観察して仮説を立てて、仮説を確認するという科学的な手法は絶対に必要となる。科学の良い点は自身に誤り訂正の仕組みを持っていることである。仮説が誤っていたのなら訂正すれば良い。だが仮説を立てずに対応してはただのいきあたりばったりである。後から自身の行動の正当性を説明できない。「とりあえずやってみました」ではすまされない場合もあるのだ。