結局、社会から相手にされないのか?

訓練所を卒業した年も就職氷河期の真っ只中であり、訓練所への求人は殆ど無かった。

隣の市のハローワークで求人票を探すが、求人自体が今では考えられない程少なかった。
制御系の仕事はほとんど無い。

一番希望に近いのがZ80で制御しているパチンコ盤の会社だったが、「経験が無い。」との事で門前払い。
それでも、毎日求人票と就職情報誌を眺め、派遣会社だろうが、リレー回路の仕事だろうが、コンピュータ関係なら何でも応募した。

だた面接では決まって「知識と経験が無い。」と一蹴された。

面接かえる
面接では毎回不愉快なたくさん思いをした。学歴の無さを嘲笑され、いかに自分の会社の社員の学歴が高いかを自慢されたり、面接会場をタライ回しされたり、時間通りに行ったのに、2時間も待たされたり。採用・不採用の結果を連絡してこないところもあった。

悔しかったのは、殆ど技術的な会話も為されないまま面接が終わり「知識と経験が無い」と烙印を押される事だった。

父親が知り合いの「ねじ工場」へ行かないか?と勧めたくれた。
コネでやっと入れてもらえるのが「ねじ工場」では格好がつかない。